税務調査コラム

京都産業大学会計人会での講演会

2019.12.08

令和元年11月9日(土)「京都タワーホテル」での
京都産業大学 会計人会様主催の講演会に招かれました。

京都産業大学会計人会は、1998年10月に設立された京都産業大学ご出身の税理士、公認会計士という職業会計人の団体です。

講演会には、職業会計人のほかに、弁護士さんや京都産業大学経営学部の教員の方もご出席になられておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演の演題は、「プロフェッショナル向け 税理士が知っておくべき税務署の実情 ~知っていれば対応策が見えてくる~」、講演時間は約2時間と通常(3時間)よりやや短い時間でしたので、税務署及び調査担当者の事情、スケジュール、思考・マインド・行動などとその対応策のポイントと、私が調査支援を行った最近の事案の調査対応(分析・検討、対応方法とその意図)などをお話いたしました。

講演会の休憩時間には、ある税理士さんから現在調査中の事案の対応策についてご相談がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、講演会後の懇親会にもお招きいただき、出席された方々のお話を

お聞かせ頂く機会を得ました。

出席者の皆様からは、

「長く税理士をしてますが、今まで聞いたことのない話ばかりでした。」

「初めて税務署の実情や事情、意思決定の過程や手続きが分かりました。」

「これまで何で?と思っていたことの理由が分かりました。」

「重加算税の要件を具体的な判例等に基づいて説明して頂いたので、これまでの自分の考えが間違ってなかったと自信が持てました。」

「税務調査では、調査担当者に反論などしてはいけないと思っていましたが、先生のお話を聞いて、意見をどんどん言って良いのだと良くわかりました。何よりお客さんのためにも色々と主張しないといけないのだということを強く気づかされました。なかなか先生のようにはいかないでしょうが、先生が講演の中でも仰っていたように、まずは、事前に良く検討して、これからトライしてみようと思います。」

というお声をいただきました。

 

 京都産業大学名誉教授であられる後藤文彦先生からは、
「本当にためになるお話でした。我々のように実務を知らない者には、とても新鮮で大変勉強になりました。特に、調査事例のお話は、まるで裁判での検察側と弁護側の丁々発止のやりとりを目の前で見ているかのようで大変面白かったです。本当に素晴らしい講演会でした。」
とのお言葉を頂きました。

 

 今回、私を指名していただいた世話役の先生からは、
「皆さんから好評を得まして、ご紹介させていただき良かったと思っております。講演は2時間でしたが、あっと言う間に過ぎました。
皆さん、興味深い内容でしたので、きっと集中してお聞きになられていたと思います。
今までは、大学の先生による学術的な研修や、実務家による税法などの改正点や解釈の研修内容が多かったので、廣田先生のような視点での講演を聞いたのは初めての事だと思います。
講演の後、質問されている先生もおられたので、きっと役に立ったものと確信しております。大学の先生方も刺激を受けておられたと思います。」
とのご評価を頂きました。

 

私自身も、短い時間ではありましたが、税務に携わる先生方の悩みや意見などを直にお聞かせいただくことができ、大変楽しく、有意義な時間と経験を頂戴でき、このご縁に大変感謝しております。

 後列、左端が私です。

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現状の税理士業務は、本当に大変です。

あらゆることに対応しないといけません。

経営者の方々は、そういった、何でも相談できる、何にでも対応してくれる士業の方を求めています。

一方、税理士に対する顧問先からの賠償請求事件も増えています。

 

他方、税務調査においては、若年税務職員の増加や税務署内での手続き等の問題などにより、段取りや仕切りの悪い調査も増えています。

 

孤独な先生方、

ズバリの答えが見つからなくて悩んでいる先生方、

正しいと思っているが、確証がないので何かお墨付きが欲しいと思っている先生方・・・

先生方の悩みは、多種多様で、深いものも多く、本当に大変だと、心底思います。

 

私の力が、皆様方のお役に立てばと、切に願っています。

ご相談、講演や勉強会などのご依頼をお待ちしています。